2020-08-01 バイアス 詩 悠然として空は静謐を湛え騒然として人々は情動に焦がれ 我ら右往左往と路頭を迷い辛くも一上一下を熟し 大義と遊戯とを取り違えては入道雲の真下で燥ぐ子どもの聲 辟易としたルサンチマン湿気った熱意はアルコールに溶け 相違点は唯一つ分解できるかできないか 空はそれを知って嘲笑うのだ