梢が揺れた、それだけの事だ 2月上旬、空は曇っていた 河辺でキャッチボールをしている高校生くらいの男がふたり その飛距離に呼応するように声を張っている 学校の事だろうか、部活動のことだろうか 土手を走る車の音に掻き消されて話の内容までは耳に届か…
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