静かに、確かに。

日常の機微を綴ります。

5.28

真夏に恋しくなる 真冬の景色の中

月明かりの下 舞っている雪は
子どもの足取りで
美しくもなんともなかった

そいつが大人になる頃には
日光に肌が焼けて
褐色の上 流れる汗が太陽に照らされた

真夏が恋しくなる 真冬の景色の中

               一〇〇