静かに、確かに。

日常の機微を綴ります。

2020-06-01から1日間の記事一覧

6.1

// 自惚れを口にするには 気が遠くなる彼の言葉は呪詛のようで 解放宣言であった雁字搦め 囚われの自己嫌悪その鎖の僅かな錆に 亀裂を入れた 生きねばならない 不幸だと追い込んだ 我が身こそが幸福だと何処か遠くの彼に 示す為 一〇〇