静かに、確かに。

日常の機微を綴ります。

5.7

たんぽぽの綿毛が空に舞い上がり
雲と同化した
見分けをつけようと目を細めて
種子の影を追っていたら
遠くに鳴くカラスと見間違えたよ
止まり木に泊まる綿毛
なんて有りやしないよな
消えた種子
お前はどこへ行ったんだろう

               一〇〇