静かに、確かに。

日常の機微を綴ります。

6.2

逆剥けた感情は 道端の隅に放り捨てた
それが雑草となって根を張る頃には 微温い風が吹いて
軈て夜が来た

つまらない つまらないって 不貞腐れて
そんな自尊が釣り合う訳も無く
夜明け頃 雑草は枯れた

それさえ尊かったんだもの

                一〇〇