静かに、確かに。

日常の機微を綴ります。

6.7

期限切れの想い出は 腐臭を放っている
立ち上がろうにも 僕の足もすでに腐っている
這いずる気力があるだけまだ
屍よりは生きていると言えるのか

やっとの思いで開けた窓
相変わらずの腐臭だが
想い出は清々しい顔をしている

               一〇〇