静かに、確かに。

日常の機微を綴ります。

6.16

一人の部屋 僅かな音が劈くように響く
身体を過度に強張らせ 心が蝕まれる

もう全部嫌になって
爆音を耳に宛てがい
過敏な感覚を鈍麻させる

時期に平衡感覚も無くなって宙を浮く
意識が遠退いて漸く我に返った私は 私を叫んだ

               一〇〇