静かに、確かに。

日常の機微を綴ります。

7.4

始発には間に合わなかったが
追い風は味方だった
それに揺れる梢枝も
それで思い返せる誰かさんの笑顔も
心を満たすには十分だった

強い語気に気圧されて
何クソと歯を食い縛った帰路でこそ

誰かさんの為 優しい追い風であれ

               一〇〇