2020-07-10 7.9 100文字日記 触れたいと手を伸ばせば溶けて透けて もどかしいな じれったいや 夢の中の君は 少しばかり淫乱で掴み所無い 悪戯な笑みで華奢な体躯を跨がらせて微睡みの中 僕を惑わした 秋風が吹き始めた窓辺の塵紙に 伸びる手は汚れていた 一〇〇