静かに、確かに。

日常の機微を綴ります。

8.8

少年は背にナイフを忍ばせる
彼を満たせるものなど
この世に非らずと言いたげな表情で
見え隠れする反社会性

追い求める理想と立ち開かる真実と
その補集合としての虚無とが板挟むのは
彼の欲情であり
過去の僕自身であった