静かに、確かに。

日常の機微を綴ります。

6.18

刹那吹く風 風鈴がちりんと鳴った
母は怒鳴った
爽やかな夏に 似つかわしくない
僕はアイスクリ|ムを頬張りたい なんて考えた

母の平手で仰け反った
やはり爽やかな夏に 似つかわしくない
今に見てろ
風鈴がまた ちりんと鳴った

               一〇〇