静かに、確かに。

日常の機微を綴ります。

2020

2020年が終わろうとしているので最後のブログを。

 

 

今年の目標「利他行動」「メタ認知」「承認顕示」に関しては

振り返るとどれも不十分な感じがします。

 

勿論意識して行動していた場面は多々思い浮かぶけれど

それが自分自身に何か実を結んだかというと甚だ疑問が残る一年でした。

 

副業をして、転職活動をして、引越しをして、

自分に余裕のない一年だったと思います。

 

掲げていた目標が自分の生活に”ゆとり”があって

はじめて出来ることなのかもしれないと感じました。

 

ただこの一年走り抜けたおかげで

新しい生活環境は整ったようにも感じられます。

 

来年の目標に関しては、今年の目標が達成できていない以上、

今年の目標を踏襲するべきかもしれないけれど

芸がないようにも感じられます。

 

もう少し、シンプルに、自分を見つめ直したい、

そんな一年にしたい。

 

 

そういえば、周囲の人間は自分を映す鏡だと聴いたことがあります。

 

俺は昔から、小学校でのいじめや諍いの絶えない家庭環境の影響からか

無意識に他人を寄せ付けないようにしてしまう傾向があります。

 

最近ではそれを見せない術を身につけ、

意識的にそうならないようにしているし、

誰彼構わず距離を詰めるのはいかがなものかとは思うけれど、

「果たして俺は人を好きになっているのだろうか」と

考えることが多いのも事実です。

 

先に話したように、自身を見つめ直すには

他者を見つめ直すのが効率がいいように思うし、

過去の恋愛を払拭する意味でも

「人を好きになる」というのを目標に掲げるのはいい事かもしれない。

 

勿論恋愛だけでなく、家族愛や友愛そういった好意的な愛情のことを

ここでは「人を好きになる」としたい。

 

もう少し具体的に、「新しく4人好きな人を作る」としようか。

 

 

人間関係はそう容易に構築できるものではないと思うけれど、

ひと季節にひとり、人を好きになる、というのはどうだろう。

 

その為にはまず人に会う必要もあるし、

そもそもの自分を磨く必要もあるし、

いい目標なんじゃないかと思います。

 

 

来年の目標は

「新しく4人好きな人を作る」

 

 

これで行きます。

 

皆さんは今年はどんな一年を過ごしましたか?

来年はどんな一年を過ごしたいですか?

 

また来年お会いした時に聞かせてください。

 

 

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ついでに、先ほど「#2020年自分が選ぶ今年の10曲」をツイートしましたが

それぞれの曲の思いの丈を、こちらで纏めました。

 

  1. 夏を生きる

友人に教えてもらった曲。

緑黄色社会閃光ライオット時代に少し聴いた事があったのだが

最近ではアニメの主題歌や好きなアーティストのカバーなどもリリースしていて

「いつの間にか有名に…」と少し興奮したのを覚えている。

今年の夏、ドライブの時にずっと流していた。飽きるくらいに。

息苦しい一年の中で唯一爽やかな風を感じた瞬間だった。

ヨルシカの「風を食む」とどっちにしようかずっと悩んだけど、思い出補正。

 

  1. 19

最近YouTubeの広告で知ったアーティスト。

息遣いと疾走感が好きで、ランニングのお供としてずっと聴いていた。

曲は、大人になる直前の揺れ動く若者の”今”の心情を描いている。

自分にとって19歳は5年前にあたるので、どこか俯瞰して聴いている感覚もありつつ

でも未だに背伸びしがちなところとかあるよなあと歌詞を追いかけたりして

なんだかんだで印象に残っている曲。

今後が楽しみなアーティスト。布教の気持ちも込めて。

 

  1. Inner Lights

友人に教えてもらった曲。

The Beatlesを彷彿とさせるメロディラインと快適な疾走感、柔和な声質。

何回聴いても心地良い。

この曲を教えてくれた友人とはその後大変お世話になるのだが、

仲良くなるきっかけの曲になったと言っても過言ではないように思う。

その後、このアーティストと別のアーティストを紹介してもらい

沼にハマるのだが、それはまた後ほど。

 

  1. 夏のせい

元々RADWIMPSのゆったりとしたバラード曲が好きなのもあるが

一曲目と同様に、今年の夏を象徴とする曲と感じる。前者が”動”ならこっちは”静”かな。

いずれにせよ、コロナで身動きの取りにくかったこの一年を通して

一瞬規制の和らいだ夏の思い出が印象深い。

この一年、恋はしなかったけれど恋が恋しいっていう気持ちはあったりして

正直、恋愛面に関しては情けない一年だったなと振り返る次第。

 

  1. カナリヤ

お待ちかね、米津さん。一聴して好き、と感じた曲。

たまたまApple Music開いてたら見つけた曲だったけど、

こんなに聞き込むことになるとは思わなかった。

メロディも歌詞も勿論、それ以上に彼自身の声質とそれを最大限聴かせるテクニック。

捻くれ者なのでこんな良い曲”今”聴きたくなかった、と感じてしまったことは内緒。

米津さん、総じて好きだけど、曲単体で好きってなったのは

割と久方ぶりの感覚で印象深い。

 

  1. 四十路

今年の誕生日直前あたりから聴き始めたアーティスト。

弾き語りのピアノに乗せる凛とした芯のある声が印象深い。

この曲は歌声も歌詞も力強い覚悟を感じるので、

転職活動中の自身を鼓舞するつもりで聴き込んだ。

無事転職活動をやり切れたのはこの曲のおかげかもしれない。

四十路にはまだまだ遠いと思っていたが、思いの外一瞬かもしれない。

一日一日を噛み締めて、踏み締めて行かないとな。

 

  1. ひとりで生きていたならば

親友と再会した日に、親友が歌った曲。

今年一番のビッグニュース。

転職活動の疲れからか、音信不通の親友になんとなくメッセージを送った。

友人総出で探しても身元が分からなくて、最悪の事態も考えていた矢先に返事がきて

安堵感とか懐疑心とか苛立ちとか、色んな感情が押し寄せて号泣したのを覚えている。

再会した直後も号泣して、中学生の頃からお決まりのカラオケで

ひとしきり歌う中でも号泣して、その中で親友が歌った曲。

その後はいつもの「いいんですか」で締めたんだが、

”いつもの”が掛け替えのないものだと痛感した一日だった。

 

  1. 東京

疾走感のある失恋ソング。

最近友人がカラオケで歌って知った優里の「ドライフラワー」「かくれんぼ」

DISH// の「猫」あたりと迷ったが、今年聴き込んだ曲としてはこっち。

情けないことに、自分は昨年の失恋を未だに引きずっているらしい。

一緒に居た時間は幸せだったと肯定しつつ、別れた決断は間違っていなかったと

確信したい、なんてご都合主義者なんだか。

そんな自分の未熟さに響いた曲。来年は俺も前に進みたい。

 

  1. 生活の空

「Inner Lights」と一緒に教えてもらった曲。

掠れた声質に、エモーショナルなサウンド

今年、amazarashi以上に一番聴き込んだアーティストだと思う。

ある日の気持ちの落ち込んだ帰り道、少し夜風を浴びたいそんな気分のところ

例の友人から紹介された曲。

音楽も恋愛もタイミングだなと思う。青天の霹靂のように身に染みた。

その後、このアーティストを生で聴く為につくばまで行くことになる。

ライブで弾き語りもバンド演奏も聴くことが出来たのは幸運の限りだった。

大切なものを失った代償なのかもな、なんて思い返された。

 

  1. そういう人になりたいぜ

今年の頭にリリースされたフルアルバムのトリを飾る楽曲。

優しいメロディーラインに、シンプルな歌詞。

amazarashiは棘のある曲がキャッチーで有名だけど、個人的には

そんな彼らが作り上げる優しい歌がこの上なく好きだし、

amazarashiの良さが出ているんじゃないかと思う。

この曲に関してはあまり掘り下げると無粋に感じられるので、これくらいに。